(1) 固定距離マーカ回路 固定距離マーカを作るためには、一定間隔のパルスを作り出す必要がある。これにはいろいろな方法があるが、一般にはLC発振回路や水晶発振回路が用いられている。
(1) 固定距離マーカ回路
固定距離マーカを作るためには、一定間隔のパルスを作り出す必要がある。これにはいろいろな方法があるが、一般にはLC発振回路や水晶発振回路が用いられている。
このため、原発振回路では16.199MHzを発振し、ゲートパレスをかけて掃引線内だけ発振させ、これをICの分周回路によって各レンジで必要な固定距離マーカに対応した周波数にまで分周する。レンジスイッチによって所要の周波数を選択すると、この出力を微分して増幅し、ビデオ回路を通してCRTに表示する。距離マーカ回路の系統の一例を図4・35に示す。
図4・35 固定距離マーカ系統図(周波数は一例を示す)
(2) 可変距離マーカ 可変距離マーカは物標の映像が固定距離マーカの間にあるような場合に、物標までの距離を正確に測定するときに用いる。 可変距離マーカの構成を図4・36に示す。 単安定マルチバイブレータでトリガに同期したゲートを作り、このゲート内の0.01海里パルスの数をカウントして、これを表示回路でデジタルに表示する。
(2) 可変距離マーカ
可変距離マーカは物標の映像が固定距離マーカの間にあるような場合に、物標までの距離を正確に測定するときに用いる。
可変距離マーカの構成を図4・36に示す。
単安定マルチバイブレータでトリガに同期したゲートを作り、このゲート内の0.01海里パルスの数をカウントして、これを表示回路でデジタルに表示する。
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