表2・2 ブラウン管の直径による種々のレンジに対する輝点が占める距離の表
表2・2で分かるように、パルス幅0.25μsのレーダーでは、レンジが4海里以上になると、最小探知距離は輝点によって決まるようになる。 3] アンテナの垂直方向指向性(特にアンテナが高い位置に取り付けられた場合) 図2・6にアンテナの垂直方向指向性によって最小探知距離が決まるようすを示す。
表2・2で分かるように、パルス幅0.25μsのレーダーでは、レンジが4海里以上になると、最小探知距離は輝点によって決まるようになる。
3] アンテナの垂直方向指向性(特にアンテナが高い位置に取り付けられた場合)
図2・6にアンテナの垂直方向指向性によって最小探知距離が決まるようすを示す。
図2・6 垂直方向指向性による最小探知距離
2・4 レーダーの距離分解能 レーダーの距離分解能とは、自船から見て同一方向にある2つの物標が前後に並んで存在するとき、これらの物標が距離的にどのくらい離れていれば、PPI映像の上で2つの輝点として分離して識別できるかという能力である。これは主として、パルス幅によって決まる。前節(2・3)の1]で述べたように、アンテナから出た電波はパルス幅で定まる長さのパルストレーンとなって飛んでいくので、2物標の前後の距離がそのパルストレーンの長さの半分以下であると、両者からの反射波はつながって分離できないが、パルストレーンの長さの半分以上であれば反射波は分離して2つの物標であると見分けられるからである。すなわち、もしパルス幅が0.25μsであれば、パルス幅による距離分解能は37.5mである。図2・7参照。
2・4 レーダーの距離分解能
レーダーの距離分解能とは、自船から見て同一方向にある2つの物標が前後に並んで存在するとき、これらの物標が距離的にどのくらい離れていれば、PPI映像の上で2つの輝点として分離して識別できるかという能力である。これは主として、パルス幅によって決まる。前節(2・3)の1]で述べたように、アンテナから出た電波はパルス幅で定まる長さのパルストレーンとなって飛んでいくので、2物標の前後の距離がそのパルストレーンの長さの半分以下であると、両者からの反射波はつながって分離できないが、パルストレーンの長さの半分以上であれば反射波は分離して2つの物標であると見分けられるからである。すなわち、もしパルス幅が0.25μsであれば、パルス幅による距離分解能は37.5mである。図2・7参照。
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