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(2) EPIRBの位置測定の原理

図7・8はコスパス・サーサット極軌道衛星と406MHz-EPIRBの地球に対する位置関係を示している。

 

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図7・8 EPIRBの位置測定原理

 

図中のOは地球の中心とし、S1、S2、…Siは時刻iにおける衛星の位置とすれば、そのXYZ座標は計算が可能である。またEPIRBの推定位置として一応何等かの値を与えることにより、時刻iにおけるEPIRBの推定位置PiのXYZ座標も与えられるから、時刻iにおける衛星とEPIRBの推定位置との距離SP1、SP2、…SPiはベクトル[Ri]の絶対値として表すことができる。

ベクトルRiは、OSベクトル(XYZ成分はそれぞれXosi、Yosi、Zosi)とOPベクトル(XYZ成分はそれぞれXopi、Yopi、Zopi)との差であって、OSベクトルを[Vsi]、OPベクトルを[Vpi]とすれば、[Ri]は[Vsi]−[Vpi]であるから、次のようになる。

 

 

 

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