日本財団 図書館


162-1.gif

図6・6 海上遠距離伝搬図

 

162-2.gif

ただし、As=Hs−(R2×Hs2)/{2×Re×(Hs+He)2}

Ae=He−(R2×He2)/{2×Re×(Hs+He)2}

である。このAs、Aeは、付録2に示すような略算によっている。

以上のレーダー電波伝搬方程式は、物標がレーダーリフレクタのような点物標で、海面上のある高さに掲げられている場合は実測値と計算値が非常によく合致することが確かめられた。

物標が船のような場合は、種々の値のレーダー反射断面積を持った点物標が海面上にそれぞれの高さに分布している複合体として計算すれば、わりあいに実測値と合うことも分かっている。この計算は複雑であるので、船の総トン数に応じた等価的なレーダー反射断面積σと、有効高Heを与えて点物標とみなして計算することが考えられる。

図6・7は船の総トン数対レーダー反射断面積σ (m2)のグラフであり、

図6・8は船の総トン数対有効高He (m)のグラフである。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION