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同じ回線を共有するため情報同志が衝突して混信しないようにしたり、目的の機器へ間違いなく送る必要がある。このための制御をアクセス制御MACと呼び、CSMA/CD (Carrier Sense Mnltiple Access With Collision Detection)とトークンアクセス(Token Access)制御が行われている。CSMA/CDはある端末から信号を送信するときに共有回線上に他の信号が流れていないかを確認した上で送信する方法である。トークンアクセスは単線式線路上で上りと下り列車が衝突しないためトークンと呼ぶ輪状の鍵を駅で交換してトークンを持った列車だけが単線上を走れる方法を通信に適用したものである。図4.17にトークンによる信号の入出力を示す。黒の四角でトークンを示す。トークンを受け取った端未だけから情報を送信するので回線上での衝突が発生しない。

 

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図4・17 トークンによるLANのアクセス

 

WAN:

有線と無線を結びつけたLANがWaveLANで略してWANと呼ぶ。移動体通信には無線が必要でありネットワークはWANとなる。図4・18にWANの構成を示す。無線の端末から電波が輪状に出て共有回線に接続される。

 

 

 

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