日本財団 図書館


093-1.gif

図4・8 DSC信号送信の時間順序(シーケンス)

 

図4・8のDXは第一同期符号で、表4・1の125番の符号とする。DXは6回送信される。RXは第2同期信号で、RX0〜RX7の符号は表4・1の符号番号によって順次、111、110、109…104、の6種類の符号を送信する。Aは呼出し信号で、遭難呼出し112、全船呼出し116、のように呼出し方に対応して表4・1から符号を選択して送信される。Bは情報信号である。FEC誤り検出により5文字後に同じ文字が反復して送信される。

 

4・5・2 NBDPに使用されている符号

狭帯域直接印刷電信装置、NBDPはMF/HF帯域で使用される船舶局と海岸局、または船舶局間の遭難・安全及び一般のテレックス通信用の送信/受信機である。

DSCと同様に2進符号の1をY=1700−85=1615Hz、0をB=1700+85=1785Hzの周波数に対応させる。MF/HF帯の変調はYとBの音声信号を周波数偏位変調F1B、または抑圧搬送波単側波帯変調J2Bにより送信する。

国際通信方式の符号は1が3ビット、0が4ビット構成の7ビットの定マーク4B/3Yの英文符号(3/7定比率符号)を用いる。

国内通信には10ビットの重み付け符号でカタカナを表示する。7ビットが情報ビットで後の3ビットが誤り訂正ビットとする。誤り訂正ビットは2進法の数で情報ビット内のBの数(0ビットの数)を示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION