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図3・14 むち(ホイップ)アンテナと指向性

 

アンテナ回路にコイルやコンデンサーを挿入することにより共振周波数を変化させることができる。

 

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図3・15 アンテナの電気的延長と短縮

 

図3・15(a)のように延長コイルLlを挿入すると合成インダクタンス(Le+Ll)が大きくなるので共振周波数が低くなり、アンテナを電気的に延長したことになる。(b)のように短縮コンデンサCsを挿入すると合成容量Ce・Cs/(Ce+Cs)が小さくなるので共振周波数が高くなり、電気的にアンテナ長を短縮したことになる。

アンテナが短くて共振がとれない場合は延長コイル、アンテナが長過ぎる場合は短縮コンデンサをアンテナの一部に挿入することにより電気的にアンテナ長を変化できるので能率よく電波を発射することができるようになる。

中波放送用垂直アンテナの頂上に容量環と呼ぶ環状のアンテナを乗せるとアンテナ上部の電流が増加して水平方向の放射電力が増加することからサービス区域を増加できる。アンテナの電流分布を変化させると共振周波数や指向性を電気的に変化できるのでアンテナの能率が向上する。

 

 

 

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