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図1・36 PNP型トランジスタ

 

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図1・37 NPN型トランジスタ

 

電池はトランジスタを動作させるためのエネルギー供給用と各電極に必要な電圧を供給するのでバイアス電源と呼ばれる。3つの電極はEはエミッタ、Bはベース及びCはコレクタと呼ぶ。PNP型はエミッタからトランジスタへ電流が流れ込み、NPN型では逆に流れ出るので矢印で区別している。エミッタ電流IE、ペース電流IB、コレクタ電流ICの間には

IE=IB+IC   (1・43)

の関係がある。電流配分はエミッタ電流IEの大部分(約99%)がコレクタ電流ICとなり残りの約1%程度がベース電流IBとなるような動作をする。バイアス電源を加えた状態で信号を入力すると増幅された信号出力が得られる。

トランジスタの増幅原理;

図1・38にベース接地型エミッタ入力回路を示す。ベースBがエミッタEとコレクタCの間の共通位置におかれ、ベースを接地して増幅器とする。

 

 

 

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