(d) は円線図法では誤差が大きくなる特殊な電動機(励磁電流が全負荷電流の80%以上にもなるようなものなど)や、試作・研究のための実証試験などに使われる。
(e) はあまり使わないがJEC-37-79(誘導機)に規定されている。
なおこのほか、すべりに対するトルクを過渡現象直視装置により観測することも行われる。
(2) 電動機の特性を算定するためには、次の試験による測定結果が必要である。
(a) 巻線抵抗測定(2・4・3参照)
(b) 二次電圧の測定(2・4・5参照)
(c) 無負荷試験(2・4・6参照)
(d) 拘束試験(2・4・7参照)
2・4・5 二次電圧測定試験
巻線形について二次巻線を開路し、回転子の静止状態で、一次巻線に定格周波数の定格電圧を加え、二次巻線端子間に誘起する電圧を測定し、次の値以内であることを確かめる。