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図2・36

 

2・3・9 絶縁抵抗試験

交流発電機の2・2・9を参照のこと

 

2・3・10 耐電圧試験

交流発電機の2・2・10を参照のこと

 

2・3・11 直流発電機の総合電圧変動特性試験(NK規則)

規則で要求される電圧変動特性は交流発電機の場合と同様に原動機の速度特性を含めて次のように規定されている。なお、試験は温度試験に引きつづいて行い、回転速度は全負荷において定格速度に合わせて行うものとする。

(1) 分巻発電機;全負荷において定格電圧に合わせた場合、無負荷における整定電圧は、全負荷における電圧の115%を超えてはならない。また、すべての負荷における電圧は、無負荷における電圧を超えてはならない。

(2) 複巻発電機;20%負荷において電圧を定格電圧の±1%以内に合わせた場合、全負荷における電圧は、定格電圧の±1.5%以内でなければならない。また、20%負荷と100%負荷間の漸増及び漸減電圧変動曲線の各負荷における平均値は定格電圧より3%以上変動してはならない。ただし、並行運動を行う複巻発電機は、負荷を20%から100%まで漸増した場合、電圧の垂下は、定格電圧の4%までとしてもよい。

(3) 3線式発電機;前(1)及び(2)の規定に適合するほか、正負いずれかに定格電流を、中性線に定格電流の25%を通じた場合、正と中性線又は負と中性線間の電圧差が正負間の定格電圧の2%を超えないこと。

 

 

 

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