
ここにT;トルク(kg・m)
IL;負荷電流(A)
E;端子電圧(V)
W0;無負荷損(W)(測定時の回転速度における)
Wco;電機子回路抵抗損(W)(測定時の電機子温度における)
WB;ブラシ損失(W)
N;回転速度(rpm)
(ii) 電機子の電流による場合
トルクは、電機子電流と主磁束の積により求められるから、界磁電流を一定に保ち、負荷電流により磁束の変化がないと仮定すれば、トルクは負荷電流に比例すると考えてよい。しかし実際には、負荷電流が増加すると電機子反作用で主磁束は減少し、トルクも減少することに注意しなければならない。いま界磁電流を定格値に保ち、定格トルクをT1とすれば、任意の電流に対するトルクは次の式により求め得る。

ここに
Tn;任意の負荷電流に対するトルク(kg・m)
T1;定格トルク(kg・m)
In;任意の負荷電流(A)
I1;定格電流(A)(ただし界磁電流一定)
図2・36(i)は分巻電動機のトルク特性である。
(b) 複巻電動機のトルク特性
複巻電動機の場合は、電機子電流により複巻コイルの磁束が発生するので、分巻電動機のように単純に負荷電流に比例するとして求めることはできない。従って実測法又は損失分離法が適用される。
図2・36(ii)は複巻電動機のトルク特性を示す。