(式13)へのこのTmの値とt=1/120秒(1/2サイクル)を代入すれば短絡発生後1/2サイクルの時の交流分実行値が次の様に求められる。
従って、短絡発生後1/2サイクル時の交流分実効値は4 Inとなる。
(ii) 最大値
IECでは仮想電動機から供給される短絡電流の最大値は短絡発生後1/2サイクルにおいて8 Inとしている。
すなわち、次の式で表すことができる。
(c) 回路の短絡電流
これまでの説明から短絡電流は発電機と電動機から供給されることが分ったので、実際の船内の電気系統における短絡電流の計算法を図2.16のモデル図によって説明する。