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上図の貫通フレームには、3つのサイズ(小形、中形、大形)があり、その種類には標準形及び一端開放形がある。標準形は、隔壁などに直接接合する場合に使用され、端開放形は、ケーブルが既に布設されている場合に使用される。これらのほかに特殊形貫通フレームも造られている。

 

2.6 電線管

2.6.1 電線管及び付属品

電線管及び同付属品には次のようなJIS規格がある。

 

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(注1) 硬質ビニル電線管を使用する場合、装備場所に制約があるので、管海官庁又は船級協会の承認を得る必要がある。

(注2) カップリング、コネクタ、ロックナット、ブッシングなど。

 

2.6.2 フレキシブルチューブ

フレキシプルチューブは可とう電線管工事に使用されるもので、プリカチューブ(PA2及びPA3)などがある。

PA2、PA3とも防湿、防食のためビニルその他の合成樹脂の被覆をしたものである。

 

2.7 ケーブル導入及び線端処理用材料

2.7.1 ガスケット

電線貫通金物に使用され、電線と金物の間の防水を確保するものであって、一般にネオシールガスケット、ゴムガスケットなどがある。また、接地兼用としてはメタリックのものが使用されている。

 

 

 

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