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2] あなたにできる応急手当

応急手当の知識・技術は、「声をかけて励ます」が七〇%、「毛布を掛けるなど保温処置」が六〇%、「意識や呼吸・脈拍などの観察」が五三%、「出血を止める」が四五%と続いています。

 

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図6

 

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図7

 

5 災害弱者に関すること

1] 隣り近所の助け合いで具体的にできること(図6)

隣り近所の助け合いで具体的にできることは、「いざというときに駆けつける」が五九%と最も多く、「地震や火災の時、避難の手助けをする」が四五%、「火災の時に初期消火をする」が三三%と続いています。

2] 緊急利用システムの認識と利用について(図7)

一一九番自動通報システムの「緊急通報システムを知らない」人が四八%、「名前だけで内容を知らない」人が三〇%とその周知度はかなり低くなっています。

一方、このシステムを「将来利用したいと考えている」人は六八%と圧倒的に多く、「家族や知人に勧めたい」という人も一五%います。

 

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図8

 

6 消防行政に関すること

1] 東京消防庁が特に力を入れて取り組むべき活動(図8)

当庁への要望で最も多いのは「レスキュー隊など救助の専門部隊の増強」が三六%、「地震時の延焼防止や建物到壊からの救出の強化対策」が三一%、「災害対応の消防車の増強」が二七%と続いています。

2] 一一九番の問いかけ

一一九番の受付は、昭和四八年から現在の「消防庁 火事ですか 救急ですか」と問いかけを行っていますが、都民の立場からは、どのような問いかけが良いのか原点に立って考察する要素として、今回この設問を設けました。最も良いと回答があったのは、現在の問いかけとするが五六%で、「一一九番どうしましたか」が二四%、「消防庁どうしましたか」が一五%でした。

 

最後に

本調査については、一部を紹介させていただきました。

全国の消防関係者の方々が業務を推進される上で、参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

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