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Hello Firefighter

 

女優 佐藤藍子さん

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“CMの女王が火災原因調査”

 

「こういう仕事をする人がいるのを、初めて知りました。知れば知るほど大切な仕事だと痛感しました。」今、旬のタレント佐藤藍子さんが、初めて知ったというその仕事に取り組んだ。日本テレビ系火曜サスペンス劇場で六月六日に放送された「ダイヤル119」。このドラマで佐藤さんは消防署の予防課指導調査係に所属する調査員を演じた。火事といえばすぐ思い出すのが災害現場で働く消防吏員と消防車。そんな表舞台の裏で、黙々と働いているのがこの調査員。火事の原因を調査し、それを分析、火災予防をアドバイスしたりする地味な仕事である。

「ダイヤル119」は、その調査員が主人公だった。火災による死亡事故が発生した。新入り調査員の杏子は、主任(丘みつ子)らと火災の原因調査を始めた。亡くなったのは足の不自由な老人。警察は他殺と見て捜査している。やがて火災原因がつきとめられたが、そこには死亡した老人の思わぬ計画が−というストーリー展開だった。

杏子役が佐藤さん。焼損物作を丹念に集めて調べる。災害活動をする消防吏員たちにくらべると、これは全く裏の仕事。「映画やドラマにも、照明、美術など裏側で働く人たちがたくさんいます。表側の人たちをしっかりと支えている人の努力をあらためて知りました」

佐藤さんは中学三年の時、国民的美少女コンテストのグランプリを獲得。高校卒業後、芸能活動をスタートさせた。数々のCMに顔を出し、CMの女王と言われた。火災予防については「火事は財産をなくし、心にも傷が残る。予防してほしい」と呼びかけている。

(インタビュー:編集部)

 

 

 

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