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わが町

 

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遮光器土偶(国指定重要文化財)

この土偶は木造町の西方、亀ケ岡より発見され、昭和三二年重文に指定されました。今から二、五〇〇年位前に栄えた縄文晩期の亀ケ岡文化と呼ばれるもので、遠く愛知県まで影響を及ぼした中心地がこの辺りと言われています。

 

馬ねぶた

 

当事務組合の圏域は青森県の津軽半島の西側に位置し、東は岩木川、西は日本海の間に広がる稲作とリンゴを主産業とする純農村地帯であります。

木造町、柏村、森田村、稲垣村、車力村の一町四ケ村で構成され、昭和四六年に一署四分署で発足しました。面積二五三・八一km2、人口四二、三〇〇余人、職員数一二三人であります。

昔から当地方では、農耕馬の取引が盛んに行われていました。秋に馬市が開かれ近郷、近在はもとより秋田、岩手県からも沢山の人、馬が集まり大いに賑わいました。農業が機械化されるに従って馬の数も減り形ばかりになっていくのを惜しみ、昭和五〇年に等身大の「馬ねぶた」を作り町を練り歩く祭を始めました。祭りの最後にその「馬ねぶた」に火をつけ日昇天の儀式が行われます。数十頭の「馬ねぶた」が燃える様は壮厳の一語につきます。また同時に馬力大会が行われ数百頭の一t以上もある力自慢の馬が九〇〇kgのソリを引き、障害を乗り越える競技は勇壮そのものであります。

昭和三七年に建てられた本部・署庁舎が老朽化し平成一二年度内の完成を目指して工事に取りかかっています。新庁舎は防災の拠点としての役割を期待されていますので、職員ともども新たな気持ちで一丸となって地域住民のため尽くしたいとおもっております。

 

木造地区消防事務組合消防本部

消防長 嶋田謙一

 

 

 

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