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Hello Firefighter

 

女優 米倉涼子さん

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“防災の大切さを知りました”

 

「私たちを助けるため、すごい努力と訓練をしてくださっています。消防士の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」。消防庁のエンジの帽子と制服を着た女優の米倉涼子さんが、東京・品川消防署の一日消防署長を務め、はしご隊、消防艇、消防ヘリコプターが出動する大規模な高層ビル火災消防演習の陣頭指揮。この消防演習を消防車の上から見守った米倉さんは、消防署員たちのキビキビした動きを目のあたりに見て「身が引き締まる思いです」と感想を述べた。

米倉さんは、一七歳の時に出場した「全日本国民的美少女コンテスト」をきっかけに、芸能界入り。モデルやキャンペーンガールで活躍した。今年初めからTBSテレビ系で放送の「恋の神様」で女優デビュー。だが、女優になるつもりはなかったと言う。「モデルから女優。なんだかお決まりのルートに乗っている感じ。でも、女優を始めてみるととても楽しい。今はもう、すっかりハマっています」。ドラマでは、いしだ壱成さんとのキスシーンがあった。「女優デビューでいきなりのキス。緊張したけれどヘンに意識しないで素直に演じられました」。なかなかの度胸である。そして、四月からはフジテレビ系「天気予報の恋人」(月曜後九:〇〇)に出演する。このドラマは気象予報官(佐藤浩市)と人気ディスクジョッキー(稲森いずみ)のラブストーリー。米倉さんは気象庁職員の須藤郁子を演じる。美人だが化粧ッ気がなく、職場では女性として扱われない。郁子はそれが大不満。そんな郁子の前に明るい青年(矢部浩之)が―。

一日消防署長を務めたあと、「これまで非常口の意味を考えたことがなかったけれど、今度、その大切さを知りました。火事の原因の一位は放火。これは私たちで防げること。一人一人が防災意識を高めなくてはなりません」と話していた。天気予報も防災には大きな力になる。天気予報と防災。気象庁職員を演じる米倉さんは、また何か新しい発見を―。

(インタビュー・編集部)

 

 

 

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