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わが町

 

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『昆布採り』

エネルギッシュに海が沸く、前浜が最も活気に満ち溢れるときです。

 

昆布といで湯のまち

 

渡島東部消防事務組合消防本部は、北海道の南端、渡島半島の東部に位置する茅部郡下三町と東南部に位置する亀田郡下二町一村の五町一村で構成されております。

管内の面積は、四九七、九八km2、人口約二九、〇〇〇人で気候は、表日本型で、寒さの厳しい北海道の中では比較的温暖で過ごしやすく、初夏には梅雨があり、夏は雨が多いのが特色の地です。

消防本部の位置する南茅部町は、管内のほぼ中央に位置し、延宝五年(一六七七年)能登の人、飯田屋与五左衛門の漁業開拓に始まり、昆布と大型定置網を中心にした沿岸漁業の町として発展してきた北海道の中でも古い歴史のある町です。中でも特産の白口浜真昆布は、品質が最高の昆布として古くから朝廷や将軍家に奉納されていたため、献上昆布とも呼ばれています。また、昆布を扱う大阪の老舗を舞台にした山崎豊子の小説「暖簾」に主人公が昆布の買い付けにくる場面が描かれ、NHKテレビドラマ「横堀川」でも放映され全国の注目を集めました。

近年は、漁業経営の安定化を図るため取り組んできた養殖昆布の企業化にも成功し、天然昆布と合わせ全国生産量の一五%を占め、資源管理型漁業の先駆的な取り組みとして、道内外から注目を集めています。また、漁業に続く第二の産業として、町内に点在する貴重な史跡や豊富に湧きでる温泉を利用して、豊かな自然と調和した南茅部町らしい観光開発を柱とした、町づくりを推進しております。

消防本部は、昭和四九年四月一日に発足し、現在一本部、六署、二出張所、職員数一二一名、消防団員数六七五名の体制で、地域住民の安全確保のため、一丸となってその任務に当っております。

 

渡島東部消防事務組合消防本部

消防長 能戸庄亮

 

 

 

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