また、瀬戸内海を中心とする各造船所からも近く、絶好の立地条件を備えた工場であります。
工場敷地43,000m2に200mの長さの第1・第2工場を中心に工場建屋面積21,000m2を有し、ディーゼルエンジン部品の機械加工から組立・運転・発送までの一貫した生産ラインを持っています。
機械工場では、エンジン部品の大物構造物(台板、コラム、シリンダ、クランク等)から、中小物部品であるシリンダ毎装備品(カバー、ライナ、ピストン、クロス、連接棒等)まで、最新鋭NC工作機械を数多く設置し、特にB&W2サイクル機関では、三井造船(株)の50MC以下のユニット部品加工専門工場として、自動化・省力化ラインを形成し、大きな成果を挙げています。
組立工場は、大形運転台5基を有し、昨年設置された新鋭35トン×2基天井クレーンにより、最大12,000馬力クラスの運転が可能で年間生産能力250,000馬力を持っています。
5. 生産品目
当社では、舶用主機関を中心に製造販売しており、年商約40億円の売上高のうち、これが80%以上を占めています。
中でも、マキタ−三井−MAN B&W2サイクル機関については、S26MC、L/S35MC、L/S42MCの5タイプを製造しており、必要出力に応じてそのシリンダ数を4〜12シリンダまで対応できる仕様となっています。
また、オリジナル4サイクル機関についても、L30/31MからLS42Lまで数多くのタイプを有し、内航及び近海向け主機関として幅広く対応できるようになっています。
舶用品以外の生産品目としては、機械式(ナックル)プレスの下請製造を行っています。また、本年より新しくチタン精密鋳造の生産ラインを設置し、ゴルフヘッドを中心にロストワックス製品の製造を開始いたしました。