当社はこれらオリジナル4サイクルディーゼル機関に加え、1973年(昭和48年)三井造船(株)と技術提携し、B&W2サイクルディーゼル機関の製造にも着手しました。そして1981年(昭和56年)には、B&W社の承認を得て小口径2サイクル機関の製造・販売の再実施権(サブライセンス)を付与され、マキタ−三井−MAN B&Wのブランドで、現在のMCシリーズの嚆矢ともなるL35MC機関の製造・販売を開始しました。
その後、1987年(昭和62年)には、世界最小口径2サイクルエンジンS26MC機関が完成し、L/S42MC機関の製造販売も加え、1,000〜10,000馬力の幅広い出力範囲をカバーできる2サイクルエンジンを、当社ブランドに加えることができました。
このように、当社では創業以来、長年にわたって蓄積された自社開発技術に加え、三井造船(株)との技術提携により、これまで培ってきたノウハウをさらに大きく飛躍させ、1990年(平成2年)槇田實取締役社長就任に伴い、従来の(株)槇田鐵工所から(株)マキタ(MAKITA CORPORATION)に社名変更し、新生“マキタ”としてきたるべく21世紀を切り開く企業としてスタートいたしました。
そして1997年(平成9年)にはISO 9001を取得し、今後共より良い品質の製品を供給できるよう努力していきたいと考えています。
3. 生産実績
当社における1999年までの累計生産実績は、概略下記の通りです。