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6] バイオ循環式

バイオ技術を使い、臭いの原因となる汚物をバクテリアで分解し、汚水を浄化することにより、快適なトイレシステムを実現するために開発を進めています。

(3) 耐寒装備用装置

ガソリン・軽油又は灯油等を燃焼させてエンジンの冷却水を加温する機関予熱器(ウオータヒータ)、加温された温水を室内暖房に利用するための車内放熱器(ルームヒータ)、全くエンジンから独立して空気を加温する温気暖房機(エアーヒータ)、電熱による電気式温風暖房機等、各種の方式の製品を乗物の客席や運転席を暖房するための暖房装置を製作しています。

更にこのような暖房器で運転席のガラスの曇り止め(デフロスタ)、又は、バスの乗降の凍結防止用ステップヒータも製作しています。ガソリンを燃焼させて空気を加温し、航空機のエンジンを暖める大発熱容量の暖房装置もあります。

1992年にドイツ・ベバスト社の日本法人であるベバスト・ニッポン株式会社を買収し、WEBASUTO燃焼式ヒータの独占輸入・販売を開始し、鉄道車両、自動車、バス、船舶及び特殊車両等に供給しています。

(4) その他の製品

ステンレス板金、深絞りプレス、アルゴン溶接の特殊技術を活用し、各種熱交換器、船舶用焼却炉、船舶給湯装置、ステンレス製様式便器、和式便器、小便器、洗面器及び手洗器等を製作しています。鉄道車両用及びバス用として、換気扇、高速バックミラー、ワイパー等も製作しています。

電車用及び船舶ワイパーは、バス用をモデファイして製作し、電源が異なるための電源装置も納入しています。

特殊な用途の暖房器として、戦車、自走砲用の小型で堅牢なものも製作しています。

更に、バスの始発駅周辺の土地事情の要求で、バス用ターンテイブルを製作し、現地の設置工事まで請け負って施工しています。

1993年に能美防災(株)と提携し、バス・ガードシステム(火災警報装置)及びエンジンルーム消化装置の製作・販売を開始しました。

1999年には鉄道・モノレール等の乗客の安全対策一つとしてのプラットホームでのホームドアー設置工事の施工を開始し今日に至っております。

 

あとがき

交通の輸送機関を対象にした各種の製品を製作していることを紹介してきました。

新幹線車両はもとより船舶、バス等全ての乗物は長距離化し、スピードは増し、それに反比例して営業時間は短縮の一途が要求されています。

今後は、安全、快適に加え、より楽しさを増す製品作りを目指し「お客様の満足して頂ける、より良い品質を提供する」ことを目標に、現在認証取得活動を推進中のISO 9001を1日も早く取得しお客様に信頼される製品を製作・販売してまいります。

(投稿:ISO推進室室長 清水貞雄)

 

 

 

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