また、本基準は製造業者のためのものであり、ユーザーや運行業者のためのものではないこと確認された。ただし、SOLASの要求でライフラフトを作ると、重くて、大きくて、高〈なるので、レジャーユースには向かないので、本基準を作成する意義がある。
・このあと、各国からのコメントについて、議論を行った。
4.6 ISO/TC188/WG19 Interchangeability dimensions of navigation lights
4.6.1 Electric navigation lights
(a) 資料
ISO/WD16180、ドイツが独自に準備したWD (2001-03-05版draft)(添付資料9)
(b) 議事概要
議事の進め方で2時間議論。テスト電圧で3時間議論。ドイツのワーキングドラフトの内容について2時間議論した。アメリカとヨーロッパでテスト電圧の基準が異なるので両者の一致を見るのは非常に困難であった。ヨーロッパを代表して大いに発言したのは、ドイツの製造業者Peters+BayのMr. Peters、同じくドイツの製造業者aqua signalのMr. Christoph Witt。対するアメリカはPerkoのMr. UllmannとAttwoodのMr. Reniger、そしてコンベナーのMr. Hale。
【審議の結果】
・コンベナーのMr. Haleからはこれまでの経過で俎上に上った8つの項目について議論すべきだが、時間が限られるのでCOLREGS72で規定されている3項目、すなわち、Intensity(輝度)、Cut off angle(照射角度)、Colour(色相)について限定して議論したいとの提案があったが、ドイツのMr.Petersからはまずテスト電圧を議論したいとの反論。Mr. Hartzからは主要項目を全て掲げて議論を始めようとの提案。各自の様々な思惑が交差するなかで2時間経過。
・コーヒーブレイクの間に、自然と幾つかのグループに分かれて非公式に議論が進む。
・この基準にCOLREGS72にあるダイアグラム(図)を掲載するかどうか各国1票で投票し、賛成多数で掲載することに決する。ただし、附属書(参考)とし、附属書の冒頭に、COLREGS72の繰り返しであること及びCOLREGS72に変更があった場合はそれに従って変更することを明記する。
・テスト電圧の議論をした。アメリカは市場の大多数のパワーボートを念頭に置き、発電機の電圧を考慮した高い電圧を主張し、ヨーロッパは多数のセールボートを念頭に置き、バッテリー電圧が下がった低い電圧を主張した。両者の論点をまとめると以下の表のようになる。
・所詮異なった規格で製造しているものを一つにまとめるのは困難と判断し、コンベナーのMr. Haleはパワーボート用航海灯のテスト電圧12.6Vを別に設定することを提案し、各国は了承した。つまり、パワーボート用高電圧適用の航海灯とセールボート用低電圧の航海灯の二つを共に認めるということ。
・その後、ドイツが準備したワーキングドラフトをベースに技術的な議論を行った。今回議論した内容はすべてコンベナーのMr.Haleがチェッキングドラフトにまとめて、WGメンバーに電子メールで送付し、意見を求めることになった。その際、ドイツからの強い要望で、ドイツのワーキングドラフトをそのまま添付し、変更箇所は別途書き出す様式をとる。
以上