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5.7.3 WG5:機関及び推進システム

WGコンベナーのMr. Behrmannから、次のとおりの報告があった。

(1) ISO15584, lnboard petrol engines-Engine mounted fuel and electrical components;

DIS投票の際に提出のあったコメントの処理を行い、今年の1月に修正案(Text of ISO/FDIS15584)をTC188事務局に送った。ISO/TC188事務局から、この修正案をISO中央事務局へ3月に送った旨の連絡を受け取っており、近々、FDIS投票が実施される予定。

(2) ISO10088, Permanently instilled fuel systems and fixed fuel tanks;

ISO10088の改正案から、燃料夕ンクの取り扱いについてを別規格として分けるべきとのコメントに基づき、改正作業の遅延を避けるため、燃料タンクのみを扱う別規格をNWIとして立ち上げることになった。しかし、CENコンサルタントのMr. Paul Handlyから指摘のあった、エンジンと燃料タンクとの隔離の問題については誤って取り扱わなかったことから、WGメンバーからの同意を得た後で、ガソリンエンジンと燃料タンクの間の最小距離を規定する新しい項目を設けた。

上記動向に基づく、訂正・編集したISO10088改正案をFDIS投票にかけるため、3月にISO/TC188事務局へ送付した。

(3) ISO16147, Inboard diesel engines-Engine mounted fuel and electrical components;

CD投票の結果、次の審議段階をDISとすることが100%の同意により、承認された。昨年10月のリスボン会議で、この投票の際に提出のあった各国コメントの審議を行い、この結果に基づく修正を施したdraftをDIS投票にかけるため、3月にISO/TC188事務局へ提出した。

(4) ISO7840, Fire-resistance fuel hoses;

現在制定中のこの規格は、制定後5年目の見直しを迎え、SAE1527と整合を図った改正案をWDとして、4月にISO/TC188事務局に送付した。

(5) ISO/WD8665, Marine propulsion engines and systems-Power measurements and declarations;

昨年6月に改正作業を行うことが承認された。このWDについては、ISO/TC70にて作成作業中のISO15550(出力の測定方法と評価に関する通則)をコアスタンダードとしたサテライトスタンダードとする方針で現在作成作業を進めている。

また、この報告の際、Mr. Lars Granholmから、TC70で現在、機関重量測定法のNWIP投票が実施されており、この規格は、標記規格と関連性があるので、連絡を密にする必要がある旨提案があり、TC188としてTC70とリエゾンを結ぶことになった。

(6) NWI, Permanently installed petrol and diesel fuel tanks;

NWIP投票時に提出された各国コメントについて、昨年10月開催のリスボン会議で審議を行った。また、この会議において、WGはRolf Eliassonが開発中のscantling方式のテストをこの規格の実用的なテストとして採用した。この審議結果に基づく修正を施したdraftをCD投票にかけるため、8月にTC188事務局へ送付する予定。

 

5.7.4 WG6:トイレットリテンションシステム

WGコンベナーのMr. R.E.Lambrechtから、次のとおり報告があり了承した。

ISO/DIS8099.2, Toilet waste retention systems;

1999年末にFDISとすることが承認された。近々、FDIS投票が実施される予定。

 

 

 

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