日本財団 図書館


5.6 ISO中央事務局Mr. Abramのプレゼンテーション

ISO中央事務局のMr. Abramから、スライドに基づき、ISO規格原案作成に関する情報について、主に次のとおりの説明があった。

・Market relevanceに従った標準化項目の設定

・他のTCとの比較で、TC188関係審議が長くなっている旨の説明(特に1999年度は1規格も制定していない。)

・遅れに対する対応:電子情報システムの採用、Second Languageの省略(英語版のみの発行)

・デジタルスタンダードの購入の可能性について:価格の提言の観点等

上記Mr. Abramからの説明の後、審議の結果、マーケットからの支持及び標準化の必要があるにもかかわらず、ISO/TMB Resolutionsによって削除された次の規格について、ISO/TC188としてISO中央事務局にISO規格としての再登録を要請することになった。

【再登録要請中の規格】

ISO6185-1、-2、-3/8666/9094-1/11192/12401/9650-1、-2/12215-2/12216/14227の12規格。

また、議長から、制定までに7年以上かかる規格については、ISO/TMB Resolusionによって自動的にISO規格から、削除されるため、各WGコンベナーはこの旨注意するよう要請があり、了承した。

 

5.7 WGの活動状況報告

 

5.7.1 WG2:膨脹式ボート

WGコンベナーのMr. Flemingに代わって、Ms. Velanderから、ISO6185のPart1、2、3については、2000年末に制定される見込みである旨報告があり、了承した。

また、この報告の際、Mr. Doltoから、現在WG22で作成中のISO12217のPart1、2、3では、設計区分A〜Dの問題からISO 6185シリーズが適用除外となっているが、規格間の横通しの観点から、ISO6185シリーズにこの旨を考慮させるべきとの意見があり、今後検討することになった。

 

5.7.2 WG3:甲板金物及びリギン部品

WGコンベナーのMr. Doltoから、ISO15085については、1998年7月に実施したCDの投票結果に基づき、1998年開催のナポリ会議において審議が行われ、次の審議段階をDISとすることになり、近々、DIS投票が実施される見込みである旨報告があり、了承した。

また、上記の他、Mr. Doltoから、ISO4559 Tracks of Yachtの廃止提案があったが、日本は対応JISがあることから反対した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION