日本財団 図書館


J. 氷が覆った水域で航行する船舶に係るガイドラインの作成

小委員会は、この件に関する文通部会の報告書を検討し、ガイドライン案を見直し、かつ、小委員会へ報告させるため作業部会を設置した。小委員会は、当該報告書を、ガイドライン案の現況報告とともに、DE44にて取り扱うことに同意した。目標完成時期は2001年である。

 

K. 決議A.744(18)の改正

小委員会は、古い油タンカーに係るハル・ガーダーの縦強度の評価を求めるとする日本の提案を検討した。小委員会は、提案された15%よりも10%というもっと慎重な低下限度とした上で提案に同意し、最低の受け入れられる断面係数を85%から90%に増加することを支持した。小委員会は、日本及びIACSに対し、提案された改正案の改訂版を作成するよう求めた。小委員会は、MSC72に対し、この提案を検討するよう求めた。英国は、得られた教訓の検討とばら積み運送船への適用(可能な範囲での)のため、合意された改正(油タンカーに対するものとされたもの)を「ばら積み運送船安全に関するMSC作業部会」に伝達することに意義があると考えられるとした。バハマは、厚さの試料は、船体の構造上の状態を正確に表現するものではないこともあり得る旨留意するよう求めた。小委員会は、これらの見解を更に詰めていくこととし、DE44において考えるべき見解の提出を求めた。目標完成時期は2001年とする。

 

L. 潜水旅客船の安全性

小委員会は、ロシアが提出した、提案のガイドライン案を検討し、COMSAR 5,NAV45及びIACSの検討内容を織り込んだ総合的テキストを作成することとした。小委員会は、更に、NAV46に対し、とった措置に同意することを求めることとし、かつ、MSC73に通知することとした。この事項は結了したと報告された。

 

M. 「その他の業務」にある選ばれた項目

1. 自動推進装置用限界値警報

小委員会は、コンピュータで制御する自動推進装置は、差迫った停止を機関士に伝えるため、機関士区域に連結したものとすべきことに合意した。事務局は、適切な措置がとられるようこの内容をNAV46に伝達することとなる。

2. 救命艇試験中の事故

小委員会は、救命艇試験中に生じた重大な事故についてのオーストラリア提供になる情報に留意した。加盟国は、かかる事故の生ずるおそれを最小とするため各国の専門技術提供による貢献が可能かどうかの決定を求められた。

3. 指定救助艇

小委員会は、すべての船舶に対して生存者引揚げのための指定救助艇の搭載と、これに加え救命いかだ集結措置の向上をも要求するとする英国の提案を検討した。各種意見を検討した結果、英国はまえに出した提案は取り下げ、また、英国としてはMSC73に改めて提出するとの意志であることを伝えた。

4. コンテナ船における部分風雨密の昇降口覆い

コンテナ船に部分風雨密昇降口覆いを取り付けることに係る勧告を討議した。加盟国は、DE44に、この件について見解を提出するよう求められた。

 

N. 2000年の議長及び副議長の選出

キプロスのA. Chrysostomou氏が2001年の議長として再選され、また、ブラジルのCapt.J.E.C.Rochaが副議長として再選された。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION