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添付資料 9

 

2000年4月27日

 

第43回IMO/DE(設計設備小委員会)のISO代表の所見

 

以下は、2000年4月にロンドンのIMO本部で開催された国際海事機関の海上安全委員会第43回船舶設計設備小委員会(IMO DE43)の出席報告要約版である。加盟国政府47、準加盟1、政府間機関1、及び非政府機関19から代表者が出席した。この会議の最終的IMO報告書は、いまだ入手可能ではない。以下は、検討された項目と、とられた措置を簡単に集約したものである。

 

A. 救命設備の国際的承認要領

議論は、標準化された評価と試験報告書書式に集中した。この項目に関る立案部会報告(案としての標準化された評価及び試験報告書書式を含む)は、小委員会において承認された。しかし、更に検討又は明確化を要する事項は留意された。加盟国は委員会に、適宜の提案を提出するよう求められた。この項目は、完了したと報告された。

 

B. HSCコード(高速船コード)の改正

作業部会は、SOLAS第 章の改正案に係る報告書を提出し、かつ、高速船コード案の改正を提案した。小委員会は、承認のためMSC72へ提出する必要上、SOLAS第 章改正案とともにコード案を了承した。同コードは、1996年1月1日以後建造の高速船に適用するものである。船体が、地面効果により生ずる空気力学的力により非排水型で水面上に完全に離れて支持される船艇は、このコードの適用から除外される。この項目は、完了したと報告された。

 

C. 事故解析

FSIは、自己取卸し式ばら積運送船におけるベルト・ローラーの過熱に関する案件を、小委員会に対し打診した。結論には達しなかった。小委員会は、FSIが本件についての更なる情報、及びどのような検討結果を期待しているかを、寄せる必要があるとの見解とした。

 

D. 船内におけるアスベスト関係の問題

小委員会は、S0LAS第-1/3-5規則案中の表現の明確化の必要性についてIACSと同意見であるとし、MSC72に改正案を検討するよう求めた。日本は、船舶におけるアスベスト材を、例外なく禁止すべき旨述べた。ロシアは、態度を留保した。フランスは、アスベスト災害に対し、乗組員を保護するため採られた要領について述べた。米国は、運用及び維持の計画のための手引きを提案した。小委員会は、これらの提言を、更にガイドラインの形で取りまとめることに同意した。文通部会が、ガイドライン案作成のため、設立された。目標完成時期は2001年とする。[標記の件について、IMO DEとの新たなISOの連繁の可能性につき要注である。]

 

E. RO-RO旅客船の救命いかだ用低出力無線ホーミング装置

COMSAR4は、捜索救助用トランスポンダ(SART)が、RO-RO旅客船の救命いかだ用低出力無線ホーミング装置として使用されるべきとの見解とした。小委員会は、SART搭載要件作成の必要がある点に留意した。小委員会は、目標完成時期を2001年に延期することを勧告することに同意した。加盟国は、RO-RO旅客船の救命いかだ用SARTの搭載要件に関する提案を、提出するよう求められた。目標完成時期は2001年とする。[本件についてIMO/DEとISOとの新たな連繋の可能性につき要注である。ただし、IECとの連繋(IEC側主導)がいっそう有力視される。]

 

 

 

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