建造船種はプレジャー・ボート、バージ、タグ、乗組員用ボート、錨操作/サプライ・ボート、哨戒艇、上陸用舟艇からコンテナ船、タンカー、貨物船、LPGタンカーなどの外航船に及ぶ。中小造船所の建造可能船型は3,500DWT以下で、主として国内市場を対照とする。一方、最大の造船所Malaysia Shipyard and Engineering Sdn. Bhd.は70,000DWTの揚船設備を設置して30,000DWTまでの船舶を建造可能。大型造船所は国際市場にも進出し、輸出船も多数受注している。
造船産業に影響を及ぼす要因
造船産業に影響を及ぼす要因で、有効な対応が必要とされるものが数々ある。これらの要因は以下のように分類される。
・造船能力過剰の問題。マレイシア国内の造船所の大半は設備稼働率が50%に満たず、新造船だけでは生存がおぼつかない。従ってマレイシアでは造船所が修繕船工事も行うのが通例である。