SKKでは、強力甲板の有効断面積(船の中央部0.4L以上を縦通するか、または縦通すると認められる鋼甲板の船体中心線の両側の断面積)はZ≧f・d・Bとなるように調節することとしている。これは梁上側板(ストリンガープレート)および鋼甲板の厚さの最小値はすでに与えられているので、これで一応中央横断面に関するZは以下に述べる方法で計算できるが、もしこのZがf・d・Bより小さければ、鋼甲板および梁上側板の厚さを増して、再びZを計算し直しZ≧f・d・Bを満足することを確認するのである。第3.41図にこの手順を示す。