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第3.36図 船楼端部の補強(外板展開)

 

3.5.5 縁材および敷居の高さ

乾舷甲板(普通は上甲板がこれに当る)上の開口は波の打ち込んだ際船内への水の流れ込み防止の意味と、船が傾斜したときの浸水を防止し復原性を確保する意味とから、開口の縁材高さと、出入口の敷居の高さが規定されているので、構造設計の際にこの点を注意せねばならない。これらは遠洋、近海の船舶と沿海の船舶(L30mで分れる)、平水の船舶(L30mで分れる)および木船、漁船等により差がある。もっとも高いものは610mmで、これが船の前後位置、甲板位置、暴露、非暴露などの条件で順次緩和されている。この高さは通行、作業の邪魔となることが多いが、船の安全上守らなければならない。

 

 

 

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