(2) 断面二次モーメントと断面係数 外力による曲げモーメントとつり合う抵抗モーメントは、断面の曲げ応力Sbによって生じるものである。 第2.12図において、はりのある断面XXの中立軸よりy1の距離に微小面積a1を想像し、このa1上に生ずる応力をS1とすれば、S1上の全応力=S1・a1となり、この全応力の中立軸についてのモーメント△Mは、△M=S1・a1・y1となる。
(2) 断面二次モーメントと断面係数
外力による曲げモーメントとつり合う抵抗モーメントは、断面の曲げ応力Sbによって生じるものである。
第2.12図において、はりのある断面XXの中立軸よりy1の距離に微小面積a1を想像し、このa1上に生ずる応力をS1とすれば、S1上の全応力=S1・a1となり、この全応力の中立軸についてのモーメント△Mは、△M=S1・a1・y1となる。
第2.12図
この式の曲げ応力Sbを分析して引張応力St、圧縮応力Scで示し、Stの生じる側のyをyt、Scの生じる側のyをycで表わすと、
式中のI/ytおよびI/ycをそれぞれZt、Zcで示すと、 M=St・Zt、M=Sc・Zc Zt・Zcは中立軸に関して対象な断面では等しくなるが、これをまとめてZで示すと、 M=Sb・Z または Sb=M/Z (9) が得られる。
式中のI/ytおよびI/ycをそれぞれZt、Zcで示すと、
M=St・Zt、M=Sc・Zc
Zt・Zcは中立軸に関して対象な断面では等しくなるが、これをまとめてZで示すと、
M=Sb・Z または Sb=M/Z (9)
が得られる。
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