入港状態のGMについては、出港状態と、ほぼ同じで復原性能上十分に安全な値である。トリムについては、海水バラストの注水、又は貨物の積付けにより調整し得る範囲にあると考える。
備考:
(a.) TBM、KBの推定には指導書第4・10表、第4・11表及び2・1・2の(3)項を参考とする。
(b.) 復原性の検討は学習指導書第2章2・1・2検討段階のように復原性基準第3号書式による概略値を算出するとよい。
諸検討が一応終了した時、学習指導書2・1・3決定段階記載のチェックを行うこと。
(c.) 本要領書程度の想定と検討は、基本設計に必要な最小限度のものである。
(d.) 満載出港状態のLW、DW、△F及びDWの内訳の重心位置を参考のため図示する。