ix 横揺れ周期の測定は船が自由横揺れとなった後に行う。
横揺れ周期は船が5回横揺れする間の時間を5で除したものとし、これを4回行いその平均をとる。
xi 横揺れ周期の測定に当っては、精密傾斜計を使用すれば、横揺れを読むのに便利である。
xii 傾斜試験と動揺試験はなるべく同一の状態で行う。もし異なる時は搭載物の重量及び位置を調査する。
xiii 移動重量物は両玄等しくする。
xiv 移動重量物は移動したとき船が横傾斜以外の傾斜をしないような位置に置く。
xv 下げ振りは風等の影響を受けないように配置する。
xvi 動揺試験においては、船がなるべく横揺れ以外の動揺を生じないようにする。
xvii 船舶はなるべく、搭載物を所定の位置に搭載した完成時の軽荷状態に近い状態とする。
xviii 水・油等のタンクは、なるべく、空又は満載した状態とする。
xx 総トン数20トン以上の船舶にあっては、なるべく下げ振り計測個所を2以上とする。
xxi 船底と海底との間隔は、過度に小でない状態で行う。