3.1 線図及び船体寸法表
線図及び船体寸法表は総トン数、載貨重量に係わりを持ち、復原・推進・操縦・耐航の諸性能の良否を左右する基本設計上、最も重視すべき図面であり、かつ、一般配置・中央切断・排水量等曲線・総トン数計算書・容積図・復原力交叉曲線・肋骨正面線図・鋼材配置・外板展開・機関室全体配置等は本図を基にして作成される故に、設計途中における線図の修正は、設計全般の手直しとなり、その影響は甚大である。
従って、概略一般配置・概略正面線図・主要項目ができた時点で諸検討並びに船主との打合せを入念に行った後、慎重に万全を期して線図作成に着手すること、早計に他の図面の作成を急いではならない。
下記の順序で初心者にも分かるよう平易に線図及び船体寸法表について詳述する。
3.1.1 線図及び船体寸法表に関する用語
3.1.2 シャー、キャンバー、甲板舷側線と中心線
3.1.3 着手前の準備
3.1.4 プリズマチック曲線
3.1.5 概略正面線図の作図(過程I)
3.1.6 フェアリング(FAIRING)
3.1.7 概略正面線図の作図(過程II)
3.1.8 線図及び船体寸法表の作図(過程I)
3.4.9 線図及び船体寸法表の作図(過程II)
3.1.10 線図及び船体寸法表の作図(過程III)
3.1.11 作図に関するアドバイス
3.1.12 バッテンと爪文鎮の使い方
3.1.1 線図及び船体寸法表に関する用語
英名〔略号〕及び邦名、必要なものには説明を付けた。
LINES AND OFFSETS TABLE 線図及び船体寸法表
(第3-1図、第3-2図参照)