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(1) 内燃機関

1] シリンダカバを取りはずすこと。

2] クランク腕の開閉量を測定できるようにすること。

3] クランク軸の受金の上半及びクランクピンの受金を取りはずし、クランク軸を回転できるようにし、かつ、クランク軸とクランク腕との接合部を検査することが困難なものにあっては、クランク軸を持ちあげておくこと。

4] 排気タービン過給機及び掃気装置の内部を検査できるように解放すること。

(2) 蒸気タービン

タービン車室の上半及びロータ軸受けの受金の上半を取りはずし、かつ、ロータを回転できるようにすること。

(3) ガスタービン

タービン及び圧縮機の車室の上半並びにロータ軸受けの受金の上半を取りはずし、かつ、ロータを回転できるようにすること。

(ロ) 発電機又は船舶の推進に関係のある補機を駆動する補助機関

(イ)に掲げる準備

(ハ) 動力伝達装置及び軸系

(1) 減速装置の歯車の歯を検査できるように解放すること。

(2) プロペラを取りはずし、かつ、プロペラ軸及び船尾管内にある中間軸を抜き出すこと。

(3) 各軸受けの上半又はカバ及びスラスト受けを取りはずし、かつ、各軸を回転できるようにすること。

(4) 船尾管後端の軸受け及び張出軸受けと軸とのすき間を測定できるようにすること。

(5) ピッチを変更する機構を有するプロペラのプロペラ内部の変節機構又は回転部分を検査できるように解放し、かつ、羽根を1枚取りはずすこと。

(ニ) ボイラ

前(1)二(ニ)に掲げる準備

(ホ) 補機及び管装置

内部を検査できるように解放すること。

(ヘ) 備品

適当な場所に陳列すること。

(ト) 効力試験及び逃気試験の準備

三 排水設備にあっては前(1)三に掲げる準備

 

 

 

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