(5.4) 結線
結線作業は結線図に指示された通り正確に行い、端子締付ねじに適合した工具で確実に締付ける。心線端に端子を取付けない締付形端子に接続する際には導体挿入長を十分にして、接触不良にならないように、また2本以上の導体を同一端子に挿入する際には導体締付けが不均等になりやすいので、導体をより合わせ挿入する。なお、端子締付ねじはスプリング座金、舌付座金等で緩み止めをする。また大形端子ではダブルナットや緩み止め効果を有する特殊ナットを使用する。小形端子では弾性材によって端子が緩み止めの機能を有しているものもある。
一連の結線が終了したら、誤りがないか結線図を照合チェックし、ねじ部の増締めを行って完全なものをする。
(図1.78)に各種端子部結線例を示す。