(c) 特殊機器
ジャイロマスターコンパス、レピーター、マグネットコンパス及び方探ループアンテナ等のように船体中心線に正しく平行に装備しなければならないものもある。これらの機器取付けは、中形機器と同等に取付けられる。
(d) 壁取付形機器
単独始動器や分電箱で、機器台にボルト締めで直か取付けする場合、機器台面が平行でないと機器の扉の開閉や、内部電気部品の作動にも影響するので、このような場合はライナ等を挿入して、歪みをなくすよう注意する。(図1.58)
また、内張を介して機器台に取付ける場合には、あらかじめ台の取付穴の裏側にナットを溶接しボルトで取付ける方法、台にタップを切ってボルトで取付ける方法、又はボルトを台側に溶接してナットで取付ける方法がある。(図1.59)埋込み形機器を取付ける場合は、台を用いる方法、補強材を切明け周囲に入れて取付ける方法や、鋼壁の場合には壁面にタッピングやボルトを用い取付ける方法がある。(図1.60)