日本財団 図書館


(4.1.2) 電線確定数量表(表2.12)

電線布設図、艤装品取付図の作図完了後、布設図において系統符号別に計測を行い、電線種類別に集計して確定数量が出される。

確定数量は電線メーカーに連絡され、最終的な電線数量として調整が行われる。

確定数量表は、線種、重量、電線長等が記入される。

(4.1.3) 電線切断表(表2.13)

電線確定数量表作成時に計測された系統符号別の電線長さを、電線種類別に1本1本記載した表であり、電線切断作業用として使用される。最近では、船内における電線切断作業が作業環境、能率の点で劣るため、一部の照明装置用電線及び使用頻度の高い電線を除いて、地上で切断作業が行われている場合が多い。また、造船所によっては、この切断作業も含めて発注メーカーで行い、必要時期に船内の所要場所に配材できるよう工程調整をして、納入、切断、配材の省力化を計っている場合もある。

電線切断表に必要な記載項目として、電線種類、系統符号、切断長、本数、起点、基準点、終点、切断グループ、ドラム番号、パレット番号、搭載区画、搭載日、在庫引当等があり、これらの中で、必要事項をラベル又はペンキ書等の方法によって電線に表示し、納入、配材の管理と布設時における作業指針として利用している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION