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(4) 系統図の種類

造船所によって異なるが、一般に次の7つの系統図に分類される。

(4.1) 総合給電系統図(図2.1)

本図は各種系統図の作成にあたって初期に計画されるもので、主に電源の供給とその保護系統の骨格が表示されるものである。

したがって本図には、制御・通信回路や細かい端末回路は表示されないが、発電装置を初め各補機器、配電装置等の電流容量及び遮断器とその保護設定値、電線種類とその容量等が表示されていなくてはならない。

船内での各種負荷に電源が分配されている状況を示す必要から、配電装置(一次電源)が主に表され、給電分岐方法の全容が一目で理解できるような作図表現法が適切とされる。

造船所によっては、本図を動力系統図に含める場合がある。この場合は「電源動力装置系統図」と名称も変える。

 

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図2.1 総合給電系統図の例

 

(4.2) 動力装置系統図(図2.2)

給電系統図を更に詳しくしたものが主体となり、それに加え各種動力装置や機器に関する制御、監視等に必要な系統が表示される。

給電系統と異なり、一般に各装置としての理解がしやすいように各装置や機器ごとにまとめて作図表示される。

各動力装置や機器の制御、監視のために、相互に連絡される詳細な系統については、その信号や数や種類に合わせて適切な電線の心数と種類が選定されなければならない。

 

 

 

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