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また、主な電気機器の装備位置を事前に決定すると共に主要接続箱等系統を決めるのに必要な器具の装備位置、更に機器の作動や操作条件に必要な機器相互間の関連を調べて合理的な系統を決める。

(2.2) 電線の選定及び決定

電流容量による電線のサイズを決定するために機器の定格、需要電流、回路の過電流保護装置の設定値、電圧降下を調べる。

電線の種類を選定するために電線布設路の環境(温度、湿度、波浪、機械的損傷、誘導障害)や特殊な布設工事の必要性を調べる。

また、決定に際しては、回路保護用ブレーカーの過負荷保護設定値を決定したのち、それ以上の通電容量を選定する。

ただし、電動機用始動器のように、負荷自身が過電流保護装置(OCR)を持つものは、その設定値以上又は定格電流以上の容量を持った電線であればよい。

公称電圧は、使用される回路の電圧より小であってはならない。電路中の電圧降下は主給電母線電圧に対し、一般に5%以内に納まるよう計画される。

電線の電圧降下計算式の一例を次に示す。

(a) 直流回路

383-1.gif

(b) 交流回路

383-2.gif

VD:降下電圧(%)

L:電線長(m)

I:電流(A)

V:電圧(V)

Rt:t℃における導体抵抗(Ω/m)

δ:誘導電圧降下係数

(JISにより定められている値で0.8〜1.8)

 

 

 

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