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(2) 冷却水ポンプの自動切替

ポンプの自動切替は、ポンプに異常が発生した場合、使用中のポンプを予備ポンプヘ自動的に切替えるもので、圧カスイッチを使って吐出圧力が低下した時にスイッチの作動によりポンプを切替えるものと、過負荷又は無電圧リレーを使って切替えるものとがある。

(3) 冷却清水温度の自動調節

主機のジャケットを清水で冷却する場合、主機の良好な運転状態を保つためには常に主機入口又は出口の清水温度を一定に維持する必要がある。このために、冷却清水系統に自動温度調節装置を設ける。温度調節弁には、直動式又は空気作動ダイヤフラム調節弁が多く使用される。

直動式温度調節弁は感温部を内蔵し、弁を通る水温によって直接弁の開度を加減し、冷却器を通る水量はバイパス量を制御して温度を調節するもので、このような自動温度調節装置の例を図2.3.1図(イ)に示す。

空気作動ダイヤフラム調節弁は、主機入口又は出口に設けた感温部で検出した温度変化を、サーモリレーによって信号空気圧に変え、冷却器出口に設けた三方口ダイヤフラム調節弁を操作して、冷却器を通る水量をバイパス量の増減により制御し温度を調節するもので、主機入口温度を一定に制御する場合の自動温度調節装置の例を図2.3.1(ロ)に示す。

 

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図2.3.1 自動温度調節装置の例

 

(4) 冷却水膨張タンクの自動補給

冷却清水量が漏れなどによって減少した時、膨張タンクの水面の低下を検出して、直動あるいは空気又は電気作動の補給弁を開いて、清水圧力タンク又は連続運転式清水サービス系統より自動補給する。

 

 

 

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