(e) 鋼管には、ベンドピース(溶接用)をいも接溶接する方法がある。
ベンドピースには、180°と90°と45°がある。これをエルボと称する場合もある。
またティー(T)型のピースもある。
(3) 接手パッキンの種類
フランジ接手に使用するパッキンは、液体の種類、使用圧力、温度等によって材質が種々あるが、概ね次のとおりである。
なお、JIS F 7102に船舶機関部管系用パッキン使用基準があるから参照するとよい。
(4) 弁の種類
配管に必要な弁類には、次の種類のものがある。
玉形弁
アングル弁
仕切り弁
逆止弁
コック
(a) 玉形弁、アングル弁は、一般に止め弁(ストップバルブ)と称する。材質は青銅、鋳鉄、鋳鋼、可鍛鋳鉄、鍛鋼とあり、使用圧力も種々ある。
またフランジ形、ねじ込み形、ユニオンボンネット形等があるが、流れを一方向にするようにした逆止め型もある。
水、油、蒸気、空気その他一般に広く使用する。
(b) 仕切弁は、青銅、鋳鉄、鋳鋼、のものがある。一般に大量の水、油を送る管装置に使用する。
(c) 逆止弁は、水及び油などの管系に使用するのは、使用圧力5kg/cm2のものと7kg/cm2のものがある。
これに似たストーム弁があるが、これは2kg/cm2の試験を行ったもので、船外排水口に設けて、荒天時海水が船内に逆流するのを防ぐものである。