日本財団 図書館


090-1.gif

図14.1

 

14.2 空気の所要量(通風量)(風量)

14.2.1 適当な空気量

必要な空気量は、その区画の種類、大きさ、目的によって適当量が考えられる。ここには居住区の場合について適当と考えられる数値を参考のため掲げておく。

すなわち人間1人1時間につき次の程度である。

居室 約34m3

寝室 約28.5m3

通路又はロビー 約17m3

 

14.2.2 換気回数

通風する区画の容積と通風量との関係は、普通毎時の換気回数で表される。

すなわち

1時間の通風量(m3/hr)=区画の容積(m3)×換気回数(回/hr)

給気より排気の回数の大きいものは臭気、熱気等を室の周囲に散逸しないように排気を強力にしたものである。また、室外の汚れた空気の侵入を防ぐためには、給気を強力にする必要がある。

区画、室の用途によって又、最少必要新鮮空気量と共に各船級で規定があるので注意を要する。

 

14.3 自然通風装置

14.3.1 窓又は天窓

窓や天窓は、採光装置を兼ねた通風装置といえる。

(1) 丸窓、角窓

居室の自然通風として丸窓には風入れを装備して給気に使用する。

角窓は調理室にも設ける。(JIS F 2417参照)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION