10.2 荷役フック
10.2.1 フックの種類
フックは、荷役装具の中で、荷物を吊り下げる索を直接かけたり外したりするために、その形状によって安全性と作業性に影響する。したがって種々工夫されたものがあるが、要は上部の軸心又は孔心と、下部の索のかかる部分とが1直線上で安定した状態でなければならない。また、フックの口から索が外れない工夫が必要である。口にはスプリング付の離脱防止の装置をつけたものもある。
JIS F 2105には、次の図のとおり、スイベル付きとシャックル付きの2種類について、呼び荷重1、2、3、5、(t)の4種類が示されている。
10.2.2 フックの形状
図10.1(1)は、スイベル付、(2)はシャックル付きである。