7.4 気象測器
気象関係の測器としては、「設」第9号表に定められたもの以外にも種々ある。
7.4.1 晴雨計(気圧計)
船舶用の晴雨計は、壁掛式の舶用アネロイド晴雨計が普通で、径150mm及び200mmのもので、920から1,040m berの目盛りとなっている。
7.4.2 海水用寒暖計
銅又は黄銅製のわくに入れ、水銀タンクの部分は筒状として、この部分を保護し、また海水を満たして温度変化を少なくするようにしたものである。
7.4.3 寒暖計(温度計)
一般に棒状寒暖計で、必要な場所に用いる。
7.4.4 乾湿球寒暖計
水銀又はアルコール棒状寒暖計を2本ならべて、1本の方は液体を包むガーゼを水タンクに浸して湿潤させて飽和状態としたもので、これにより湿度を求める。
7.4.5 風向風速計
流線型の胴体に尾翼を取付けた風向計の先に、プロペラの回転で風速を測れるようにしたセルシン風向風速計が多く用いられる。電気装置によって遠隔指示できる。
7.5 練習問題
1. 測程機械について述べなさい。
2. 信号器具の種類を述べなさい。