綱巻胴の長さLは、大索を5巻以上巻けることを標準としている。キャプスタンの綱巻胴については、ウインチの綱巻胴に準ずるが、索の径が大きくなれば、4.3式における数値は9以上になる。
4.3 係船金物
4.3.1 導索器(フェアリーダ Fairleader)
係留索を船内から棧橋や岸壁に送り、船を引き寄せたり、船を係留しておく際に、索を通すためのもので、索の曲がりが強かったり、ずれが激しいと、索を損傷したり船の舷端を損傷するので、これを防ぐ役目をする。
型式としては、オープン形とクローズ形があり、ローラが2個のものと3個のものがある。
この外にJISにはないが、ローラの1個のもの、4個のもの、あるいは4.3.2のオープンチョックにローラを取付けた形のものも種々ある。