4.2 組立作業
4.2.1 組立作業の内容
ブロックの組立作業は、一般には次の種類の流れ作業からなる。これが定盤ごとに定常化され、整然と行われなければならない。
(1) 治具作製作業
(2) 板継作業
(3) マーキング及び切断作業
(4) 取付け作業
(5) 溶接作業
(6) 仕上げ作業
これに、塗装作業、地上艤装作業ブロック反転作業、ブロック運搬作業が加わる。
4.2.2 治具作製作業
組立用治具とは、曲りを有するブロックの外型を定盤上に表わす枠のことである。
この枠に合わせてブロックを組立てる。
現図通りの形状を表わす唯一の方法が、組立治具である。
現在、最も多く使用されているのは、定点治具である。(第4.5図)
これは多数の点で曲面を定盤上に表わす方法である。点を表わすのにフラットバーが一般に治具材として使用される。
治具作製の方法は現図上において、ブロックごとに、
(1) その曲面に最も近い平面を基準面に設定する。(定盤上では、この平面と定盤が平行になる)