2.4 型取り作業
2.4.1 製作型の選定
昔は、現図における型としては、木の定規か、薄鉄板型かというところであったが、最近は各種の型材があるので、それぞれに対しては、どのような部材が適しているかを述べる。
(1) スティール・テープ
25mm幅、または40mm巾程度のバネ銅のテープが使用されるが、他の材質に比べて、伸縮が少ない点と、長大なものは、まき取りが可能であることから、精度の必要な部材、長尺物のマーキングテープ、ブロックの仕上マーキングテープ等に使われる。
(2) 紙型
作るにも、使うにも手軽であるが、精度確保の上からは、最も好ましくない種類であり、小さなBKT類とか、大きな部材のうち、部分的に形状が複雑なものの一部型として使われる。