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第1.14図 端部伸しと延尺

 

伸しのつけ方には次の2つの方法がある。

1) 端部伸し:1.14図中段の様に10m/mの伸しを部材の端部につける。この場合、伸しをつける側を部材の首側とか、中心側とか予めきめておく。

2) 延尺伸し:1.14図下段の様に、フレームスペースごとに(場合によってはロンヂスペースごとに)伸しをつける方法である。

 

1.2.6 ライン及び板逃げ

鋼造船をブロックに分割して建造するにあたって、諸寸法の基本となるライン及び板厚の逃し方向を、設計の段階で決定して、設計、現図から船台までの関係者に徹底させておく必要がある。ラインと板逃げの関係は一般に普遍的なものとフレームラインのように各船まちまちのものがあるので注意を要する。図面に示される寸法は、全てライン間の寸法であり、ブロック建付けの際には板逃げ方向に常に留意しなければならない。

 

 

 

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