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例題17) 図面指示の脚長が5mmの場合にはのど厚はいくらあればよいか。

答)のど厚は脚長の70%を標準とするから

ι=5×0.7=3.5

即ち3.5mmあればよい。

122-1.gif

 

例題18) 機関室など振動の激しい個所では下の(a)、(b)いずれの方法が好ましいか。

122-2.gif

答)軟鋼の場合

a) の疲労強度は21.4kg/mm2

b) の疲労強度は17.6kg/mm2

したがって(a)のグラインダー仕上げで表面を平らにした方が振動に対しては強い。

 

5.2 溶接作業

5.2.1 一般的注意事項

手溶接作業者の最も注意しなければならないのは“電流値”と“運棒法”であるといわれている。この両者をなおざりにしては決して良好な溶接はできないが、その前に溶接作業者、監督者が注意しなければならないことは溶接前の準備及び点検である。どんなに高い技量を持っていても、溶接前の準備を怠っては良好な溶接はできない。溶接前の準備としての点検項目をよく読む必要がある。

 

 

 

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