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2.1.1 損益分岐点を求める計算

「計算」というと、“どうも俺はにが手だ”と逃げ腰にならずに、取り組んでほしい。

『損益分岐点』は、売上高、変動費、固定費の三つがわかれば求められる。

この三つの要素から、求める公式は、下記のようになる。

 

007-1.gif

 

これを書き換えると

1] 損益分岐点=固定費÷(1−変動費率)となる。

公式だけでは、ピンとこないから、数値を入れて求めて見よう。

 

007-2.gif

 

2,400万円の利益があることは、収支トントンの売上高は、売上高24,000万円より低いことがわかる。

では、(変動費)15,600万円+(固定費)6,000万円=21,600万円が損益分岐点かといえばそうではない。

なぜならば、売上高24,000万円のときの変動費15,600万円と、売上高221,600万円のときの変動費はちがうからで、売上高が低くなれば変動費はそれにつれて下がる。

 

前記の1]の公式に入れて求めてみる。

 

007-3.gif

 

 

 

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